お葬式のマナー

葬儀社への心付けは必要?渡す人や相場を10パターンで徹底解説

「葬儀の心付けって必要なのかな」「心付けっていくら包めばいいんだろう」「心付けを渡すタイミングを知りたい」と考えていませんか。以前は心付けに関してのマナーが厳しく、額も大きかったのですが、最近では心付けを払う必要がないケースもあります。

そこでこの記事では、心付けの必要性や渡すタイミング・相場などを解説しています。心付けについて知っておきたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

葬儀社への心付けは必要ない場合もある

「葬儀では心付けが必要」と思っている方は多いですが、必ずしも渡すものではありません。葬儀の簡略化に伴って、葬儀社の見積もりに既に含まれていたり、心付けの受け取りを固く禁止していたりします。見積書に心付けという欄がある場合もあるので、そちらも確認しましょう。特に公営葬儀場で火葬を行う場合は、心付けの受け取りを厳しく禁じられているので、渡すのは避けてください。心付けの有無は葬儀社に問い合わせるのが最も確実です。

一方で、葬儀を手伝ってくれる方に渡す心付けもあります。葬儀を執り行っていく中で「この方には渡したい」と思うこともあるでしょう。その場合は、相手の会社で禁止されていない限りは、渡しても問題ありません。このように心付けは必要な場合と不要な場合があるので、事前に確認しておきましょう。

葬儀の心付けを渡す人とタイミング、相場を10パターンで解説

心付けに関しては、おおよそ渡すタイミングと相場が決まっています。そのため、それに従うのが最もスムーズです。大切なのは、感謝の言葉と一緒に手渡しで渡すことです。事前に用意していないと手渡しが難しくなってしまいますので、しっかり確認しておきましょう。

特に「一般的な葬儀より手間を取らせてしまった」「素敵な気遣いをしていただいた」と感じるときに、少し多い金額で渡しましょう。全部で10パターン解説します。
  1. 【3,000円】寝台車の運転手
  2. 【1,000円】ハイヤーの運転手
  3. 【2,000円】マイクロバスの運転手
  4. 【5,000円】霊柩車の運転手
  5. 【5,000円】火葬場スタッフ
  6. 【2,000円】休憩室スタッフ
  7. 【1,000円】料理配膳スタッフ
  8. 【1万円】世話係
  9. 【3,000円】受付係
  10. 【2~3万円】僧侶

1.【3,000円】寝台車の運転手

寝台車とは、遺体を安置している自宅から葬儀場に運んでもらうときに利用する車のことを指します。遺体を乗せて葬儀場に向かって出発するタイミングで渡しましょう。

喪主も寝台車に同乗するので、車が出発するタイミングが最もスムーズです。到着すると、すぐに運転手の方がすぐに遺体をおろす作業に入りますので、到着に間に合うように渡しましょう。遺体を扱う重労働なので、3,000円と少し高めの相場になっています。

2.【1,000円】ハイヤーの運転手

喪主以外は寝台車に乗れないため、遺族が葬儀場にいくときにはハイヤーを利用します。葬儀場に着いたらすぐのタイミングで、1,000円相当の心付けを渡しましょう。葬儀社にハイヤーの手配を頼む場合は、費用に含まれていることが多いので確認が必要です。

3.【2,000円】マイクロバスの運転手

マイクロバスは、葬儀後、火葬場への往復のために利用します。バスを降りるときに、2,000円相当の心付けを渡しましょう。マイクロバスは葬儀社が手配するのが通常です。費用に含まれていることが多いので、二重で渡さないように注意しておいてください。

4.【5,000円】霊柩車の運転手

霊柩車は、葬儀場から火葬場に向かって遺体と喪主を運ぶ車のことを指します。降りるタイミングで、5,000円相当の心付けを渡しましょう。もしランクの高い霊柩車を希望した場合は、相場より少し多めに渡すのが一般的です。

5.【5,000円】火葬場スタッフ

公営葬儀場での火葬の場合は、渡しません。受け取ってしまうと、賄賂とみなされ、懲戒処分など厳しく処罰されてしまうからです。公営以外火葬場の場合は、到着したら5,000円程度を心づけとして渡しましょう。

火葬場のスタッフは遺体を直に扱うので、高めの相場なっています。人数が多い場合は、火葬場の代表のスタッフにまとめて渡しましょう。

6.【2,000円】休憩室スタッフ

火葬には1時間ほどかかるので、その間休憩室で待機します。休憩スタッフがお茶や軽食を出してくれます。休憩室に案内してもらうタイミングで、2,000円相当の心付けを渡しましょう。ただし喫茶店のように、注文してお金を払うシステムであれば、心付けは必要ありません。

7.【1,000円】料理配膳スタッフ

火葬、収骨後は、精進落としと呼ばれる会食を行います。席に案内されたタイミングで、1人1,000円を目処に渡しましょう。

ただしスタッフは人数が多いので、代表者にまとめて渡すのが一般的です。席に案内されたタイミングが難しければ、会食が終わるまでで問題ありません。

8.【1万円】世話係

世話係とは、大規模な葬儀の時に、案内や司会などをお願いする方を指します。相場は1万円ほどです。世話係が会場についたタイミングで渡しましょう。複数名いる場合は代表者に1万円、それ以外の人には3,000円が一般的です。

9.【3,000円】受付係

受付は喪主や遺族ではなく、親戚や親しい友人にお願いするのが一般的です。親戚は3,000円、友人は5,000円を、受付の説明を行うタイミングで渡しましょう。仮に遠方から来ている場合は、交通費や宿泊費を考慮して多めに渡します。

10.【2~3万円】僧侶

僧侶には、2種類の心付けを渡します。
  1. お車代として1∼2万円
    実際にかかるお車代に、お気持ちとして1万円程度加えるのが一般的です。封筒には「御車料」と記載します。
  2. お食事代として1万円
    お食事代は僧侶が通夜振る舞いを辞退した場合に渡します。通夜ぶるまいとは、通夜後に弔問客をもてなす会食のことです。封筒には「御膳料」と記載します。

どちらも葬儀が終わって、お礼をいうタイミングで渡しましょう。

葬儀の心付けの袋 6つの注意点

心付けは、袋に入れて渡すのがマナーです。
  1. 基本は白の封筒を使用する
  2. 表書きを書く
  3. 名前は裏の左下に
  4. 墨汁で書く必要はない
  5. 新札である必要はない
  6. 袋は多めの用意を

こちらの6点に注意しましょう。ひとつずつ詳しく解説します。

1.基本は白の封筒を使用

心付けには、無地の白封筒を使用しましょう。3,000円以上の心付けの場合は、折らずにお札を入れます。もし2,000円以下の少額の心付けを渡したい場合は、お札を三つ折りにして、縦向きにポチ袋に入れましょう。いずれも、白色の袋であることが望ましいです。

2.表書きを書く

白封筒には、「志」または「御礼」と、表書きを記入します。「『寸志』と書くのでは」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、寸志は目上の人が目下の人をねぎらう場合に使う言葉なので避けましょう。

3.名前は裏の左下に

名字を封筒裏の左下に縦書きします。複数人からの心付けの場合、連名として横に並べます。心付けは基本的に手渡しですが、人数が多いと誰からのものなのか分からなくなってしまう可能性があるので、名前の記入は大切です。

4.墨汁で書く必要はない

黒の筆ペン、またはサインペンで書きましょう。弔事の場合は、墨汁で書かなければなりませんが、心付けに関してはその必要はありません。はっきり読みやすい字を心がけて、丁寧な記入を心がけてください。

5.新札である必要はない

「不幸に対して準備をしていた」と捉えられるので、弔事に新札は基本的にマナー違反です。心付けには決まりがありませんが、風習にならって新札を避けて用意しておくとよいでしょう。一方で、あまり使い古したお札もよくありません。千円札が必要になるケースが多いので、両替をしておくと急な場面でも安心です。

6.袋は多めの用意を

「思ったより心付けを渡すべき人が多くて困った」というのはよく起こります。予定している人数よりも、少し多めに袋を準備しておきましょう。当然ではありますが、袋だけでなくペンも必要です。

【お布施】相場や封筒について解説

お布施とは、僧侶に渡すお金です。しかし、実際には祀られている仏様に渡しているものなので、お寺のために使われます。
こちらでは、お布施の相場や封筒について解説します。
  1. お布施の相場は3∼15万円
  2. お布施の渡し方・タイミング
  3. 封筒の書き方
  4. 宗派・宗教による書き方の違いに注意
  5. 心付けへのお礼は必要ない

それぞれ確認していきましょう。

1.お布施の相場は3∼15万円

お布施は、行う儀式によって値段が大きく変わります。法要の場合は3万~5万円、葬儀・通夜・告別式は15万円が相場です。

法要の中でも、一周忌までは3万円∼5万円。それ以降は1万円∼3万円となります。宗派や地域によっても変化するので、葬儀社に問い合わせるのがベストです。

2.お布施の渡し方・タイミング

お布施は、式が始まる前の挨拶のタイミングで渡します。手渡しではなく、お盆や袱紗(ふくさ:お布施の封筒を包む布)の上に置いて渡してください。僧侶から見て正面、自分からは反対の向きで置くように注意しましょう。

3.封筒の書き方

使用する封筒は、白封筒と奉書紙(ほうしょがみ)の2種類です。白封筒の場合は郵便番号の欄が記載されていないものを選びましょう。格式の高さを重視する場合は、奉書紙で包みます。

まず、半紙にお金を包んだ「中包み」を作りましょう。もし中袋があれば、半紙で包む必要はありません。その後、奉書紙で中包み、または中袋を包みます。奉書紙はツルツルが表側、ザラザラが裏側です。奉書紙を、上側を折り返し下側に被せるように折ります。

封筒でも奉書紙でも書き方は同じで、中央に「御布施」と書き、その下には自分の名前を記入します。墨汁を使用し、筆で記入しましょう。元々記載されているものでも問題ありません。

裏面に金額を記載するかは任意です。記載する場合は「金参萬圓也」など、漢数字を使用しましょう。

4.宗派・宗教による書き方の違いに注意

宗派や宗教によって、表書きの書き方に違いがあるので注意が必要です。仏教と浄土真宗の場合は「御布施」または「お布施」を記載します。キリスト教の場合は「謝礼」「記念献金」と記載します。

日本ではあまりキリスト教の葬儀は見かけないかもしれませんが、間違えないように事前の確認が必要です。

5.心付けへのお礼は必要ない

「心付けを頂いたけれど、お礼は必要なのかな」と不安になる方もいらっしゃいます。しかし、心付けに対してのお礼は必要ありません。素直に受け取りましょう。どうしてもお礼がしたいという場合は、葬儀が終わり落ち着いてからお礼の手紙を送ると丁寧です。

まとめ

葬儀の心付けに関して、さまざまな疑問を持つかもしれません。しかし、重要なのは心付けを渡したいと思う、感謝の心です。相場を意識することはもちろん大切ですが、気持ちを込めて渡す意識を持ちましょう。

ただし、あまりにも相場から高すぎる金額を渡しても、相手を戸惑わせてしまうかもしれないため注意が必要です。渡す際には相手の迷惑にならないように、しっかり準備を進めましょう。

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